・9月11日(火) クラッチレリーズ ベアリング交換



 前回に引き続いて今回はハーレー スポーツスターのクラッチ取り外しからベアリング交換をやっちゃいます!

 前回はクラッチケーブル交換のためにプライマリーカバーを開けたところ、クラッチ調整スクリューがはまっているベアリングにガタがあることが分かり、クラッチを取り外す必要があることが分かりました。

 スポーツスターのクラッチの取り外しには特殊工具が必要なので、バーネット製のクラッチスプリングコンプレッサーをゲットしました。

 

 作りは単純なので自作しても良いかなって思いましたが、工具マニアなので一応買いましたが正解でした。

 アルミ製で質感もよく、作業もしやすかった。


 ということで前回の続きでとりあえずプライマリーカバーを開きます。

 次にクラッチスプリングコンプレッサーをクラッチスプリングに当て、クラッチ調整スクリューを引っ張るようにボルトナットを締めていきます。
 

 ここでまず一つ目の問題が。

 特殊工具側のボルトナットが長すぎてスプリングを圧縮し切れません。

 というのが、おそらくすべてが正常な状態だと引っ張れるんだろうけど、中のベアリングにガタがあり、調整スクリューが必要以上に出てきているからですね。

 というわけで手持ちの工具箱を探し回って大型のワッシャーを何枚も噛ませてどうにか圧縮できました。

 スプリングが平らになるくらいまで閉めこんだらスナップリング(リテーニングリング)をプレッシャープレートから取り外します。

 スナップリングプライヤーを自作してたけど、結局は先曲がりのラジオペンチで取り外しました。

 これでクラッチが取り外せます。

 

 一応クラッチ板の磨耗やスタッドの破損なども確認しましたが特に問題ありません。

 





 こいつが今回の犯人です↓↓↓

 





 写真じゃ分かりにくいけど明らかにガタついていて、早めに発見してよかったって感じ!

 

 ネットで見た限りここのベアリングは日本製じゃないはずなのに日本製のNTN社が入っていました。

 まぁ、規格物だから何でも良いね。

 実際、今回自分が選んだのは日本製のNSK社製。





 ここで二つ目の問題が。

 ベアリングが外れません。

 冷やすか、熱すか。。。


 どっちもダメだったのでボルトとワッシャーなどを組み合わせて押出、圧縮ツールを作成しました。

 専用工具は無いのでここは慣れない人には厳しいかも?

 叩いたり突いたりしたらだめですよ!





 押出し完了!
 

 圧入完了!
 




 後はいままでやって来たことを逆に行っていけばO.K.!

 確か94年式以降のスポーツスターはクラッチケーブルの交換にプライマリーカバーを開ける必要がなくなったらしいけど、クラッチケーブルより、中の部品の方が弱いと思うので、クラッチケーブル交換が必要と感じたらプライマリー開けて中をチェックする頃なんだろうね。

 やっぱ自分でつつくのは楽しいね!!






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